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神戸 イニエスタら負傷交代でゲームプラン崩壊 鹿島戦同様ドローも逃す

[ 2020年8月20日 05:30 ]

明治安田生命J1第11節第1日   神戸2-3柏 ( 2020年8月19日    ノエスタ )

<神戸・柏>前半、競り合い倒れ込む神戸・イニエスタ(右)(撮影・中村 与志隆)
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 熱帯夜の悪夢は、まだ続いていた。簡単にボールロストして、痛恨の同点弾を浴びた鹿島戦から72時間後。全く同じアディショナルタイム4分、今度は相手選手のクロス気味のボールがゴールマウスに消え、神戸は手中におさめかけた勝ち点1を失った。

 「最後の最後まで集中していないと、結果がひっくり返ることがある。われわれは学ばないといけない」

 後半44分に一度は追いつく得点を決めたFWドウグラスも、表情は浮かない。前半22分にMFイニエスタが右足首を痛め、途中交代する波乱のスタート。守備の要、DFフェルマーレンも負傷のため、その7分後にピッチから消えた。根幹から崩れたゲームプラン。前半45分に19歳のFW小田→21歳のFW郷家のホットラインで先取点を奪い、21歳のMF安井が2点目をアシストするなど、若い力の奮闘が目立った。ただ、攻守の軸を失った影響は計り知れない。

 「2人については、まだ病院に行っていないので分からない」

 負傷の程度について、フィンク監督は言及を避けた。5試合連続複数失点と守備が崩壊状態に加え、ホームで1勝4敗1分けの「鬼門化」が気にかかる。さらに大黒柱2人の離脱が長引けば…。指揮官の寝苦しい夜に、まだ終わりは訪れない。

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2020年8月20日のニュース