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G大阪に新星現る 17歳FW唐山 ルヴァン杯デビュー戦で史上最年少2発 次はリーグ戦で

[ 2020年8月13日 05:30 ]

YBCルヴァン杯1次リーグ最終節   G大阪2-1湘南 ( 2020年8月12日    BMWス )

<2020ルヴァンカップ 湘南・G大阪>前半、勝ち越しとなる2点目のゴールを決め奥野とタッチを交わす唐山(左)(撮影・会津 智海)
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 G大阪はトップチームデビューとなったFW唐山翔自が2得点を挙げ、湘南に2―1で勝利した。ルヴァン杯デビュー戦でのマルチ弾は史上最年少(17歳10カ月22日)の快挙。既に1次リーグ敗退の決まっていた試合で鮮烈な大会デビューを飾った。

 まだあどけなさが残る笑顔だった。「持ってるなと思いました。得点を入れてチームも勝ったので(10点満点中)10点です」。17歳10カ月22日の唐山が決めたルヴァン杯デビュー戦での2得点は史上最年少。J屈指のアカデミーを誇る青黒軍団に現れた新星は屈託なく、満点デビューを誇った。

 「マークを外すことだけを考えていた」。前半12分、左サイドで得たFK。ファーサイドに流れてきたボールを頭で叩き込んだ。さらに同39分には左からのグラウンダークロスを左足で合わせて追加点。「少しバウンドが変わったんですけど、しっかり足に当てられた」。G大阪ユースに所属していた昨年、U―23チームの一員としてプロデビュー。昨年から今年にかけてJ3リーグで19試合12得点と荒稼ぎしてきたが、ゴールへの嗅覚はカテゴリーを上げても通用するものだった。

 トップチームでのデビューを控え、「前夜は眠れませんでしたし、試合前は緊張していました」と打ち明けた。そんな状態でも2発を決め、宮本監督は「1点は取ると思っていたけど、2点は思っていなかった。得点を取ることが仕事で危険な存在であり続けた」と驚嘆。だからこそ最後まで交代させずにピッチに残した。

 「これもうれしいが、J1リーグでの得点を目指していきたい」

 宮本監督をして“点取り屋”と表現されるゴールハンターは、早くも次の獲物へと照準を合わせた。

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2020年8月13日のニュース