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フランス・リーグ打ち切り 欧州5大リーグで初、30日に成績を協議 首位はパリSG

[ 2020年4月29日 20:44 ]

 フランスのフィリップ首相は28日、新型コロナウイルスの影響で3月13日から中断している1、2部リーグの試合開催を無観客を含めて9月まで許可しないと発表した。これを受けて、フランス・リーグは同日に政府方針に従うことを発表し、今季リーグ戦の再開を断念した。総会で打ち切りが正式決定すればイングランド、スペイン、ドイツ、イタリアを含む欧州5大リーグで初となる。

 リーグは30日に成績の扱いなどを協議する予定。1部はパリ・サンジェルマンが11試合を残して勝ち点68で首位に立ち、DF酒井宏樹の所属するマルセイユが同56で2位。欧州チャンピオンズリーグ(CL)でパリSGはベスト8、リヨンはベスト16に残っている。パリSGのアルケライフィ会長は地元メディアに今季の欧州CLに引き続き参加する意向を示し、国内で試合開催が許可されない場合は国外でプレーする考えを明かした。

 24日には、オランダが欧州主要リーグで初となる再開断念を発表。中断時の順位を最終成績とし、今季の優勝チームと昇降格はなしと決定した。

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2020年4月29日のニュース