J臨時実行委員会　今季から新設予定の「エリートリーグ」は中止へ

　新型コロナウイルス感染拡大で公式戦を中断しているJリーグは1日、ウェブによる第4回臨時実行委員会を実施。今季から創設される予定だった若手育成を目的した「エリートリーグ」を中止する方針を固めた。

　試合日程のプロジェクトリーダーを務める黒田氏は「全クラブの日程が過密になり、若手にも出場機会が巡ってくる。エリートリーグ自体の日程調整、チーム編成が困難になる」と説明。エリートリーグの予算をコロナ禍で財政が苦しくなるクラブへの補てん資金に回すことも提案された。理事会を経て正式決定となる。

　また深刻なコロナ禍による全体の財務インパクトを精査した上で、既に大幅な「減」が確実となっている今季の「賞金」「理念強化配分金」の見直しも継続議論していくことを再度、確認。今季に限り、クラブライセンスの例外措置、融資制度の特別措置なども改めて説明された。