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U23相馬 初先発で同点弾も…屈辱1次L敗退に“個の弱さ”指摘 シリア選手と「懸けているものが違う」

[ 2020年1月13日 01:32 ]

シリア戦の前半30分、相馬(左)が同点ゴールを決める(撮影・篠原岳夫)
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 森保一監督(51)率いるU―23日本代表が12日、U―23アジア選手権1次リーグB組第2戦でシリアと対戦。1―2で敗戦し、史上初の1次リーグ敗退が決まった。

 1―2で敗戦した9日の初戦サウジアラビア戦から中2日、負ければ史上初の1次リーグ敗退が決まる背水の一戦。先発6人を入れ替えたなか、初先発の相馬が起用に応えた。

 日本は前半9分、町田が自陣ペナルティーエリア内で相手選手と接触し、VARの判定によりPKを献上。いきなり先制点を許した。だが前半30分、相馬が右足を振りぬきミドルシュート。ゴールネットを揺らし、同点に追いついた。

 相馬は昨夏のトゥーロン国際大会まで森保ジャパンに招集されたことはなかった。この日は同点弾を決めただけではなく、ゴールライン際での体を張った守備でも存在感をみせた。

 90分を全力戦い抜いたが、「戦い抜けたというか、戦えていなかったからこういう結果になった。この大会で1試合目に負けて絶対に(勝利を)取りにいかないといけない時に、一人一人が、全員が、まず一対一のところで負けちゃだめだし、個の部分というところが改めて大切だなと感じました」と苦しい表情を見せた。

 敗因については「チームとしての崩しだったり、ある程度バリエーションが増えてきている中で、失点する場面も得点する場面も結局は個人なので、最後は必然とそうなっていくスポーツだと思うので、僕も含めて戦うというベースの部分をもう一回叩き直さないとダメだなと感じました」と個人の弱さを指摘。

 相手チームについては「得点のあとに泣いて地面にうずくまって喜ぶ選手がいて…僕らも全力で戦うと話していましたけど、やっぱり本当に懸けているものが違うなっていうのは身に染みました」と感銘を受けた様子。悔しさをにじませたが、15日カタール戦へ「絶対勝ちます」と強い口調で言い切った。

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