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FC東京 今季初逆転負けで首位陥落危機 長谷川監督「簡単には受け入れられない」審判に苦言も

[ 2019年10月5日 18:23 ]

明治安田生命J1第28節第2日   FC東京1―2鳥栖 ( 2019年10月5日    駅スタ )

鳥栖に敗れたFC東京イレブン
Photo By 共同

 首位のFC東京は残留争いに苦しむ鳥栖に今季初の逆転負けを喫した。後半4分、MF三田啓貴(29)がCKから直接ゴールネットを揺らして先制。しかし同41分に同点とされると、終了間際に逆転弾を浴びた。

 ラグビーW杯の影響で本拠の味の素スタジアムを使用できず、現在はアウェー8連戦の真っ最中。5試合を終えて1勝2分け2敗となった。2位の鹿島との勝ち点差は1となり、6日の結果次第で4月19日から守ってきた1位の座から転落する。

 FC東京の選手たちが猛然と審判団に詰め寄った。1―1で迎えた後半ロスタイム、相手のFKから痛恨の勝ち越しを許した。左サイドから蹴られたボールを右からヘディングで折り返され、中央の選手に決められた。しかし、オフサイドとハンドがあったようにも映ったため、抗議したのだ。映像を改めて確認すれば“誤審”のようにも考えられるが、もちろん判定は覆らない。勝ち点1すらも得られなかった。

 試合後、会見場に姿を現した長谷川健太監督(54)は「非常に悔しい結果だし、簡単には受け入れられない」と切り出した。「2点目を取りにいかなければいけない中、鳥栖の勢いに押されて、攻撃を受けてしまった」と追加点を奪えなかったことを悔やみつつ、「前半の金崎(夢生=30)の肘打ちもそうだが、レフェリーが『見えなかった』の一言で片付けるのはどうなのか。これがサッカーだと言われれば仕方ないが」と無念さを吐露した。

 5月17日の浦和―湘南戦ではゴールラインを割ったはずの湘南の得点が認められず、日本協会は臨時審判委員会を開催。当該の試合を裁いた主審とゴールに近い位置にいた副審を2週間、一方の副審と第4審を1週間の公式戦割り当て停止とする措置を決定した。

 今季はルヴァン杯決勝トーナメント13試合とJ1参入プレーオフ1試合でVAR(ビデオアシスタントレフリー)を導入が決定し、すでに使用されている。来季からはJ1でもVARが導入される。

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