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鳥栖・トーレス 佐賀県のスポーツ大使に就任 23日に現役最後の試合「ゴールを決められたら」

[ 2019年8月20日 18:22 ]

佐賀県の「SSPアンバサダー」就任式に出席したフェルナンド・トーレス(右)、左は山口佐賀県知事
Photo By スポニチ

 23日のホーム・神戸戦を最後に現役を引退するJ1鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(35)が20日、佐賀県庁で行われた「SSPアンバサダー」のアンバサダー就任式に出席し、山口祥義佐賀県知事から委嘱状を交付された。

 昨年から県が取り組む佐賀から世界に挑戦するトップアスリートを育成する「SAGAスポーツピラミッド構想」に、トーレスは引退後もサポートを行っていく。

 「佐賀に来てからたくさんの愛、気持ちを感じていた。ありがとうございましたという思いを、こちらからの仕事で返したいと思った」。トーレスは日本を離れた後も、佐賀の発展に尽力していく理由を笑顔で明かし「子供たちがスポーツを通じていろんなことができるようにしていきたい」と抱負を口にした。

 山口知事は、世界的ストラーカーのトーレスが鳥栖に加入してからの約1年を振り返り「佐賀県民にとって夢のような時間だった」と改めて感謝。「世界の中でこんなに佐賀県が輝いていた時間はもう来ないのでは」と引退を惜しんだ。

 23日の引退試合にも触れ「最後の試合が神戸のイニエスタとビジャと、佐賀でやることになるとは思ってなかったのでは」とトーレスに水を向けると「佐賀でキャリアの終わりを迎えるのを誇りに思っている」ときっぱり。「まずは勝利。勝ち点3が大事。もちろんゴールができればうれしいし、サガン鳥栖のファンの皆様のために最後ゴールを決められたらうれしい」。ラストゲームも多くのファンを魅了してきたゴールで魅せることを誓った。 

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2019年8月20日のニュース