柏FW江坂、2G1Aで大勝貢献！8連勝で首位キープ「思い切ったプレーできている」

明治安田生命J2第26節第1日   柏5―1琉球 （ 2019年8月4日    三協F柏 ）

　これぞ背番号10の仕事だ。柏のFW江坂任（27）がチームの大勝を演出する2得点1アシストを記録した。自身の複数得点は7月7日のホーム甲府戦以来、約2カ月ぶり。前節（31日）の岡山戦に続くゴールで絶好調をアピールした。

　2―1で迎えた後半8分、見せ場が訪れた。ケニア代表FWオルンガ（25）の左サイドからのクロスに冷静に右足で合わせて、琉球のゴールネットを揺らした。「あれで2点差になって、相手はガクッときたと思う。なおさら攻撃に人数をかけなくてはいけなくなったし、そこでのカウンターがさらに効いた」。4分後には「ゴールよりも気持ち良かった」というブラジル人MFクリスティアーノ（32）への絶妙アシストも披露した。

　さらに4―1と大差が開いた終了間際にはトドメの一撃をお見舞いした。後半45分、右サイドを駆け上がると、U―22日本代表DF古賀太陽（20）のフィードを右足で見事にコントロール。「良いボールがきたし、あの場面はトラップ次第。あそこで勝負は決まったと思う」。眼前にはスペースがあり、相手GKと1対1。DFからのプレッシャーもなく、ファーサイドを射貫いた。

　これでチームは8連勝となり、勝ち点52で首位を守った。1年でのJ1復帰へ、視界は良好。「今は攻撃に自信がついて、思い切ったプレーができている。（琉球戦では）先制されたけど焦りはなかった。雰囲気はいいし、このまま連勝を伸ばしたい」と笑顔で話す10番が、いるべき舞台へとクラブを引っ張り上げる。