【鈴木啓太　視点】FW上田　決定力つけばどこでも通用する

南米選手権1次リーグC組   日本1－1エクアドル （ 2019年6月24日    ブラジル・ベロオリゾンテ ）

＜エクアドル・日本＞後半、上田ゴールならず（撮影・大塚　徹）
Photo By スポニチ

　チャンスをつくり、決定的な場面もあったので引き分けはもったいない。森保監督は勝ちにいって前半は自分たちがボールをキープし、ゲームをつくろうとしていた。相手のプレッシャーがかかりはじめてもたついたが、自分たちで主導権を握りながら試合を進められたところは良かった。 【南米選手権日程＆結果】

　先制点は岡崎の動きだしも中島のパスも良かった。三好と中島のポジション取りも良かった。相手のCBとサイドバック、ボランチの誰がマークするのか微妙な位置でうまくパスを受けていた。こういう形が増やせると、もっと点が取れるようになる。上田の動きだしの良さも可能性を感じさせ、決定力がつけばどこでも通用する。

　失点は対応が悪く、相手選手と重なったところから崩されたが、ボールが頭上を越えないようにしないといけないし、ボールに触れないと思ったら跳んではいけない。この遠征で日本のレベルが上がったところを示せた。課題に取り組み、さらにレベルアップを目指してほしい。（元日本代表MF）