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リバプール14季ぶりCL優勝!クロップ監督4季目で悲願

[ 2019年6月3日 05:30 ]

14季ぶり欧州チャンピオンズリーグ制覇を果たし喜ぶリバプールイレブン(AP)
Photo By AP

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は1日、マドリードで決勝が行われ、リバプールが14季ぶり6度目の優勝を果たした。1日の決勝でトットナムとのイングランド勢対決に2―0で勝利。前半2分にエジプト代表FWムハンマド・サラー(26)がPKを決めて先制し、後半42分に途中出場のベルギー代表FWディボク・オリギ(24)が追加点を挙げた。昨季決勝でレアル・マドリード(スペイン)に敗れた雪辱を果たし欧州制覇はRマドリードの13度、ACミラン(イタリア)の7度に続く史上単独3位。トットナムは攻撃陣が沈黙した。

 リバプールのクロップ監督がビッグイヤーを高々と掲げた。就任4季目で悲願の初タイトルを獲得。昨季欧州CL決勝を含む自身の主要カップ戦決勝での連敗を6で止め「これまではなぜ負けたか説明していたが今回は違う。ホッとしている」と名門を復活に導いた喜びをかみしめた。

 開始20秒ほどでFWマネが相手のハンドを誘いPKを獲得。これをFWサラーが左足で右隅へ力強く蹴り込んで先制した。昨季決勝は左肩を痛めて途中退場したエースが1年前の涙を笑顔に変えた。  守備ではオランダ代表DFファンダイクが無失点に貢献し決勝MVPを獲得。相手エースのケーンを抑え、後半30分にはFW孫興民(ソンフンミン)の突破を止めた。DF吉田とともにプレーしたサウサンプトンから18年1月に加入。今季は新加入のGKアリソンとともにプレミアリーグ最少失点の原動力となり、選手協会のMVPに輝いた。

 先発11人のうち10人が25~28歳で、クロップ監督は「みんなこれからキャリアの最盛期に入る。ここがスタートだ」と宣言。かつて欧州を席巻した1970~80年代のように黄金時代の再現を狙う。

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2019年6月3日のニュース