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17歳久保、パリSG移籍急浮上!古巣バルサ交渉難航 1億円近い年俸提示

[ 2019年6月3日 05:30 ]

試合翌日ということもあり、ランニングで軽めの調整する久保(左)(撮影・椎名 航)
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 日本代表MF久保建英(17)が、今夏にフランスの名門パリ・サンジェルマンに移籍する可能性が2日、急浮上した。FC東京との契約が6月1日までで満了。18歳となる6月4日に古巣・バルセロナ復帰が確実視されていたが急転、評価のより高いパリSGが有力になった。久保が初招集された日本代表は5日の国際親善試合トリニダード・トバゴ戦(豊田ス)と9日の同エルサルバドル戦(ひとめS)へ向け愛知県豊田市内で合宿をスタートさせた。

 久保の今夏の移籍先に、パリの名門が急浮上した。18歳を迎える6月4日についに解禁を迎える海外移籍。当初は3年の仮契約を結んでいた古巣のバルセロナが既定路線となっていた。だが、ここに来て急転、現在はブラジル代表FWネイマールらスターをそろえるパリSGが有力候補に上がってきた。

 久保は10歳の時にバルセロナの下部組織に入団。だが18歳以下の国際移籍禁止というFIFAルールに抵触したとして、15年3月に帰国を余儀なくされた。それでも帰国後に入団したFC東京では順調に階段を上がり、今年は主力に成長。現在J1で首位を走るチームの攻撃の軸にまでになった。そのFC東京との契約は6月1日までで満了し、バルセロナ復帰は秒読み段階とされていた。

 だが、FC東京の関係者によれば、バルセロナとの本契約の交渉が難航。その中で急浮上したのがパリSGだという。パリSGは元々、久保を高く評価し、以前は10億円近い移籍金を積んで獲得に動いたこともある。今回も再アタックに動いたようだ。バルセロナに比べ桁違いの1億円近い年俸を提示しているといい、バルセロナに強い愛着を持つ久保もより高い評価をもらったチームに行く選択肢を熟慮しているという。

 A代表に初招集された久保はこの日、午前に名古屋駅に到着。日本協会が用意したバスでチームメートとともに宿舎入りした。練習では、前日にFC東京での“ラストゲーム”となる可能性の高い大分戦に出場したこともあり、国内組の選手とともに軽めのメニューを消化。時折笑顔を見せたものの、緊張した面持ちだった。「日本代表といったら久保と言われたい」と話す17歳。令和のスター候補がまずはA代表での鮮烈デビューを目指す。

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2019年6月3日のニュース