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韓国 中国のサッカーユース大会でトロフィー踏み謝罪

[ 2019年5月31日 15:49 ]

大会主催者(左)に謝罪する韓国チームの選手ら
Photo By 共同

 中国四川省成都市で開かれた国際ユースサッカー大会で31日までに、優勝した韓国チームの選手がトロフィーを踏みつけ、中国側が猛反発する騒ぎがあった。韓国チームは謝罪。大会を運営する中国の組織委員会は「侮辱行為」として強く抗議し、トロフィーの回収を決めた。

 大会は中国サッカー協会と成都市が主催した「パンダカップ」。中国メディアによると、29日、中国に3―0で勝って優勝した韓国の一部の選手がトロフィーを踏んだり、用を足すようなしぐさをしたりしたという。理由は不明だが、悪ふざけだったようだ。

 韓国の選手が笑いながらトロフィーを踏む写真が公開されると、インターネット上では「スポーツマンシップに反する」「ほかのチームへの冒とく」など非難が殺到した。

 中国サッカー協会は韓国チームに抗議し、アジア・サッカー連盟(AFC)に経緯を報告。問題の選手は30日に記者会見し「全ての人に謝りたい。悪意はなかった」と述べた。

 サッカーファンの習近平国家主席はサッカー強化を国策に掲げているが、成績は低迷気味。中国側の怒りの背景には「韓国選手は心理面で中国チームを軽視している」(国営通信新華社)との劣等感もありそうだ。

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