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森保J、また連携から無得点 5バックのベトナム崩せず 課題残ったまま

[ 2019年1月25日 05:30 ]

アジア杯準々決勝   日本1―0ベトナム ( 2019年1月24日    ドバイ )

森保監督(撮影・小海途 良幹)
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 試合直後のピッチ上でのインタビュー。森保監督は「カウンターで危ないシーンがあったけど、みんなで止めて失点ゼロに抑えられて良かった」と守備を評価。一方で、流れの中でまたしても得点を奪えなかった攻撃陣については、会見で「決定力の部分は次の試合で改善できれば」と話すにとどめた。

 サウジアラビア戦から2列目の先発メンバーは代えず、1トップは出場停止の武藤に代わって北川を2試合ぶりに起用した。だが、ボールを保持する時間は増えたものの、相手の5バックを崩せない展開が続いた。「ベトナムが辛抱強く戦えるチームだというのは分かっていたので、難しい試合になった」と指揮官。中3日の相手に対し、中2日で迎えた一戦。日程的な不利はあったが、格の違いは見せられなかった。

 大会直前にMF中島(ポルティモネンセ)がケガにより離脱。森保ジャパン立ち上げから攻撃の仕掛け役を担った存在を失い、開幕後にはFW大迫が初戦トルクメニスタン戦で右臀部(でんぶ)痛を再発させた。大幅にメンバーを入れ替えたウズベキスタン戦を除き、主力メンバーで臨んだ4試合の計6得点のうち、流れの中から攻撃陣にゴールが生まれたのは初戦だけだ。

 後半27分から大迫が途中出場で復帰を果たしたのはプラス材料だが、攻撃陣の不振は「目の前の試合に向けて最善の準備をする」と話した指揮官にとっては不安材料。2大会ぶり5度目の頂点へ、指揮官にとってはここからが本当の正念場だ。

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2019年1月25日のニュース