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楢崎引退…名古屋社長コメント全文「本当に24年間お疲れさまでした」

[ 2019年1月8日 15:15 ]

サポーターに手を振るGK楢崎正剛
Photo By スポニチ

 J1の名古屋は8日、4大会連続でワールドカップ(W杯)に出場した元日本代表GK楢崎正剛(42)が2018年シーズン限りで現役を引退すると発表した。

 24年間に渡った現役生活で、日本代表として4度のW杯出場を含む国際Aマッチ77試合出場。Jリーグでも2010年のGK史上初となるMVP獲得や6度のベストイレブン選出など輝かしい功績を残した楢崎に対し、クラブは小西工己社長(59)のコメントも発表した。小西社長のコメント全文は以下の通り。

 名古屋グランパスへ多くの勝利と数えきれない笑顔をもたらしてくれた楢崎選手。本当に24年間お疲れさまでした。

 私が楢崎選手と共に過ごしたのは、その選手生活の最後の二年間に過ぎませんが、偉大な実績の通り、力強くチームを率い、全力で闘い続けてくれた二年間でした。

 ひたむきなプレーでチームを鼓舞し、また常にファン・サポーターの皆さんを思いやる楢崎選手の姿に、強く共感するとともに、私自身の心の支えでもありました。

 2017シーズン、J1復帰への想いをたぎらせながらゴールマウスを必死に守り続けてくれました。試合後に率先してチームの音頭をとってスタジアムの一体感を創り上げてくれた姿は、これまで楢崎選手へ抱いていた寡黙でストイックなイメージとは大きく異なる姿でした。

 また、なかなか思うように出場機会を得られなかった2018シーズンですが、黙々と練習に取り組む姿に真のプロフェッショナルとしての姿勢を見させてもらいました。

 「楢崎正剛。俺らの誇り。」サポーターの皆さんと同じ思いを、今、私も抱いています。

 今度はプレーヤーとは違った形で、グランパスや日本サッカーの発展のために、一緒に闘えることを心から楽しみにしています。

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2019年1月8日のニュース