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川崎F 耐えて勝ち点1 連覇へ執念の前進、広島と1差首位

[ 2018年10月8日 05:30 ]

明治安田生命J1第29節   川崎F0―0鹿島 ( 2018年10月7日    カシマ )

<川崎F・鹿島>ガックリの川崎Fイレブン(撮影・西海健太郎)
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 各地で4試合が行われ、首位の川崎Fはアウェーで鹿島と対戦し0―0のスコアレスドローに終わった。日本代表FW小林悠(31)が前半38分に自ら得たPKを外すなど不発に終わったが、絶好調のライバル相手に守備陣も踏ん張り、貴重な勝ち点1を獲得。リーグ連覇へ前進した。

 連覇への執念と負けない強さを見せた。小林は前半8分の右足シュートが左ポストに嫌われ、自ら得た前半38分のPKは、9月26日の湘南戦に続き、止められた。終盤には公式戦7連勝中だった鹿島の猛攻を受けた。だが守備陣も最後まで耐え抜き零封。中村は「今までだったら隙を見せてやられていた」とチームの成長を口にし、左足首を痛め無念の途中交代となった小林も「しっかり勝ち点1を積み重ねられたのでポジティブに捉えたい」と前を向いた。

 この日の気温は10月にしては高い29度で、給水タイムも設けられた。両チームの意地と意地がぶつかる展開で、川崎Fにとってはアウェーの洗礼もあった。ホーム等々力の芝は極端に短い約13ミリ。元々倍近いカシマの芝はこの日さらに長く、水もまかれなかったことで、自慢のパスサッカーの威力は半減した。それでも「やるべきことはやった」と中村。後半は2トップに切り替えパワープレーも試みた。

 20日の神戸戦は累積警告で守田、この日退場処分を受けた阿部が出場停止。それでも中村は「それがリーグ戦」と意に介さない。残り5試合。貴重な勝ち点1を積み上げたことで広島との勝ち点差をつけ、連覇へ一歩前進した。

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