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武藤プレミア1号 マンU相手に鮮烈左足弾、反転ズドン決めた

[ 2018年10月8日 05:30 ]

プレミアリーグ   ニューカッスル2―3マンチェスターU ( 2018年10月6日 )

<ニューカッスル・マンチェスターU>オールド・トラフォードで移籍後初ゴールを決め、跳び上がるニューカッスル・武藤(AP)
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 鮮烈な初ゴールで存在感を示した。ニューカッスルの武藤嘉紀(26)が6日、プレミアリーグ挑戦後初ゴールをマンチェスターU戦から奪った。リーグ戦初先発で、1―0の前半10分に左足を一閃(いっせん)。日本人選手として6人目となるプレミアリーグでのゴールで、今後の日本代表FW争いに強烈なアピールとなった。

 世界有数の強豪クラブ相手に、敵地で強烈な一発をお見舞いした。移籍後初先発で初ゴールを奪ったFW武藤は「今日、このチャンスを逃したら、次いつチャンスが来るか分からなかった。本当に自分の結果を出すことだけに集中しようと思っていた」と喜んだ。

 チームが先制した直後の前半10分、右サイドからのクロスをゴール前で受けた。ゴールに背中を向けた体勢だったが、素早い動きで反転。「左足だからそんなに狙わずに、とにかく思い切り打とう」と左足を振り抜いた。強烈なシュートは「ちょっと真ん中に行ってしまった」が、それが功を奏した。「逆にいいコースに飛んでいたら、手が長いし、デヘアに止められていたと思う。でも、足元に入ってゴールを決められた。何というかラッキーだった」。名手に阻まれることなく、ネットに突き刺さった。

 今季ここまで出場したリーグ戦6試合は全て途中から。それでも自信は失わなかった。この日も「自分ならできる」と臆せずに臨み、「こういう強い相手の方が自分のモチベーション的に高まる。決める自信とそれを結果に出せたことは、さらなる自信になった」と飛躍を誓った。

 ただ、まだ一歩目を踏み出しただけだ。「プレミアでゴールに絡み続けたら、価値はどんどん上がると思う」。ハノーバーの浅野、川崎Fの小林ら、森保ジャパンに選出されたFW陣にアクシデントが続く中、武藤の存在感は頼もしかった。

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