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川崎F195日ぶり首位!2トップの知念&小林が湘南戦の悔しさ晴らす2得点

[ 2018年9月29日 22:51 ]

明治安田生命J1リーグ第28節   川崎F2―1長崎 ( 2018年9月29日    トラスタ )

<長崎・川崎F>前半、先制ゴールを決める川崎F・知念(20)
Photo By 共同

 川崎Fは29日にアウェーで長崎と対戦し2―1で勝利。広島と勝ち点で並び、得失点差で第4節終了時以来、195日ぶりとなる首位に立った。

 ゴールを決めたのは、26日のアウェー湘南戦で決定機を逸したFWの2選手だった。前半35分に中村の右CKをニアで小林が頭でそらし、走り込んだ知念が右足で蹴り込んで先制。その6分後には小林が家長のシュートのこぼれ球を右足で浮かしてネットを揺らした。勝てば広島に勝ち点1差に肉薄した湘南戦。途中交代で入った知念は相手GKと1対1の場面で放った右足は相手GKと左ポストに阻まれ、小林は自ら奪ったPKを止められた。

 この日は普段の4―2―3―1のシステムから4―4―2に変更。小林、そしてリーグ戦では5月5日のFC東京戦以来となる先発出場となった知念が2トップを組んだ。直後の試合で挽回する今季3点目に知念は「前節悔しい思いをしたので、きょうは結果につなっがて嬉しいです」とホッとした表情。鬼木監督によれば、知念は湘南戦後の練習でもひとり残ってシュート練習していたという。その効果はてきめんだった。

 鬼木監督は試合前にはG大阪に敗れた広島の結果をイレブンに伝えていた。「勝てば首位に立てるという試合でスタメンに使ってもらって、結果を残してチームに貢献したいと思った。最初から強い気持ちで入れたと思う」と、大卒2年目の背番号20は振り返った。

 この勝利で14節終了時には13差あった広島との勝ち点に並び、得失点差で首位に立った。残り6試合。連覇へ、鬼木監督は「やることは変わらない。上に立ったからといって、何かということはない。上に立とうとずっとやってきた。このタイミングで立てたわけですけど、自分自身もチームもプレッシャーを感じることはない。ある程度思い描いたところに来ている。あとは続けるだけ」と力を込めた。

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