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コスタリカ戦分析 森保J未完成ながら多彩な攻撃パターン示す

[ 2018年9月13日 09:13 ]

国際親善試合   日本3―0コスタリカ ( 2018年9月11日    パナS )

コスタリカ戦に臨む日本代表イレブン
Photo By 共同

 森保ジャパンが以前から重用する基本システムは「3―4―1―2」だが、今回はこれまでA代表が継続してきた「4―4―2」でスタートした。中島、堂安、南野、遠藤ら次世代を担う若手がアピールする中、その若手を中盤から操ったのが主将のベテランMF青山。チームの1タッチパスは計215本。1試合で200本を超えたのは海外組を招集した試合では12試合ぶり。その中で青山はチーム最多の33本をマーク。成功率も81・8%と高く、攻撃陣へ素早い正確なパスを供給した。

 シュート数は南野と中島の5本を最多に20本。スルーパスは堂安と中島の5本を最多に24本。クロスは中島の12本を最多に25本。ドリブルも中島の10回を最多に21回。中島の特筆すべき個によるプレーもあって、この攻撃4項目がいずれも20以上に達した。17年からの国際Aマッチ計23試合で、4項目のうち2項目以上が20以上だったのは7試合(表)。うち4項目全て20以上は今回が初めてだ。

 未完成な森保ジャパンだが、この多彩な攻撃パターンに、監督が得意とする可変システムが組み合った時には楽しみなA代表となりそうだ。

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