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中村航輔 チームの危機救う“ビッグセーバー”

[ 2018年6月13日 10:45 ]

日本代表練習で浜野GKコーチ(右)と練習をする中村(撮影・西尾大助)
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 【侍 俺の武器】驚異的な反応とグッと伸びる腕でボールをはじき出す。「飛んできたシュートを止めるだけ」。そう語るGK中村の代名詞はビッグセーブだ。ペナルティーエリア内から放たれた枠内シュートのセーブ率は64・7%。17年にJリーグのベストイレブンに選ばれるなど成長著しく、チームのピンチを幾度も救ってきた。GK防御率の1・05も驚異的な数字で、今季も正守護神として活躍する現役日本人としてはトップだ。

 さらに「止めるだけ」ではない。ポゼッション志向の柏の下部組織出身らしく、足元の技術にも定評がある。18年シーズンのキック成功率(10試合以上出場)は66・7%で1位。ドイツ代表GKノイアーを筆頭に、世界ではGKは11人目のフィールドプレーヤーとしての働きも求められている。ワールドスタンダードな男は「W杯でプレーしたい気持ちは変わらない」と闘志を燃やす。

 ◆中村 航輔(なかむら・こうすけ)1995年(平7)2月27日生まれ、東京都北区出身の23歳。13年に柏の下部組織からトップチーム昇格。15年に期限付きで移籍した福岡でJ1昇格に貢献すると翌年に復帰。正GKの座をつかんだ。17年12月9日の北朝鮮戦でA代表デビュー。国際Aマッチ通算4試合6失点。1メートル85、82キロ。

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2018年6月13日のニュース