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西野監督 ドイツ視察へ お目当ては伊藤達哉

[ 2018年4月16日 05:30 ]

ハンブルガーSVで活躍する伊藤(右)
Photo By 共同

 日本代表の西野朗新監督(63)が、ドイツで活躍する東京五輪世代のホープを直接視察する可能性が浮上した。ドイツ紙ビルト(電子版)は14日、同監督が28日のボルフスブルク―ハンブルガーSV戦か、5月5日のフランクフルト―ハンブルガーSV戦を視察する見通しと報道。お目当てはハンブルガーSVのMF伊藤達哉(20)だという。

 柏U―18出身の伊藤は、15年7月にハンブルガーSVの下部組織に加入して3季目。昨年9月24日のレバークーゼン戦で日本人30人目となるブンデスリーガ(ドイツ1部)デビューを果たした。以来16試合に出場し、7日の前節シャルケ戦ではチームの2点目に絡んで16試合ぶりの勝利に貢献。14日のホッフェンハイム戦でも2試合連続フル出場した。

 身長1メートル63で地元メディアは「ブンデスリーガ史上、最も小柄な選手」と評する。浦和で選手、監督として活躍し、現在はハンブルガーSV役員のブッフバルト氏はビルト紙で「達哉はW杯(ロシア大会に)に出場するチャンスがあると思う。何度も1対1を仕掛けられるプレーは特別な武器になる」と話している。伸び盛りのドリブラーを飛び級で招集するのか。新指揮官のドイツ視察は大きな注目を集めることになりそうだ。



 ◆伊藤 達哉(いとう・たつや)1997年(平9)6月26日生まれ、東京都出身の20歳。小学生時代から柏の下部組織でプレー。15年からハンブルガーSVのU―19に活躍の場を移す。17年9月25日にトップデビュー。今年3月には森保監督率いるU―21代表に初招集された。1メートル63、59キロ。

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2018年4月16日のニュース