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“日本のモッタ”伊藤が序列崩す!森保J最年少18歳 初先発濃厚

[ 2018年1月16日 05:30 ]

U―23アジア選手権1次リーグB組   日本―北朝鮮 ( 2018年1月16日 )

練習後、1トップでの先発が濃厚な小松(左)とジョギングしながら話し合う伊藤
Photo By スポニチ

 U―21日本代表は16日、1次リーグ最終戦で北朝鮮と戦う。引き分け以上なら1位突破が決定する一戦は、13日のタイ戦から先発全11人が代わる見込み。今大会メンバー最年少のMF伊藤洋輝(18=磐田U―18)が、森保ジャパン初先発初出場を果たすことが濃厚となった。先発定着へ、森保ジャパンの“モッタ”が逆襲を図る。

 初先発濃厚の伊藤は「最年少に見せないプレーができれば。私生活なら気にするけど、ピッチに入ったら関係ない」と話した。16歳から参加する東京五輪世代の活動。森保ジャパン初の出番で、定着への逆襲が始まる。

 スケールは生まれた時から大きかった。体重3500グラムで誕生。中3の時には磐田のトップチームの練習試合に参加して得点まで決めた。年代別代表は飛び級での選出が続く。

 1メートル88の長身で左利きのボランチ。磐田では元日本代表MF中村から、元イタリア代表MFチアゴ・モッタにちなみ「モッタ」と呼ばれている。

 昨年10月、J1デビューを期待されて試された練習試合で前半途中に交代させられた。「ぬるい顔をしたな」。名波監督から痛烈な愛の鞭(むち)を受けた。以来プレーはより激しさを増すようになった。

 初戦は予選の累積警告で外れ、第2戦はベンチ。序列を崩すチャンスだ。持ち味は縦への推進力とミドルシュート。「準々決勝以降も先発で使われるようなプレーをしたい」。大人顔負けの自信と闘志が宿った。

 ◆伊藤 洋輝(いとう・ひろき)1999年(平11)5月12日、静岡市生まれの18歳。5歳からフットサルを始め小3でサッカーに転向。磐田U―15、磐田U―18と進み、昨年5月にプロ契約と2種登録を完了。8月からトップチームの練習に参加中。14年にU―15で年代別代表に初選出以降、16歳でU―18など飛び級選出が続く。家族は両親と姉。1メートル88、79キロ。血液型A。利き足は左。

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2018年1月16日のニュース