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川崎F役者そろって再加速!初タイトルへ憲剛「後悔ないよう」

[ 2017年10月28日 05:30 ]

川崎FのMF大島
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 悲願の初タイトルを目指す川崎Fに“追い風”だ。首位の鹿島との勝ち点差を2に縮め、アウェー柏戦(29日)を2日後に控えた27日の練習。ケガで離脱していた大島、阿部、武岡の3選手が部分合流し、今季初めてフィールドプレーヤー全員がピッチにそろった。

 中盤の要の大島と今季9得点の阿部は、ともに9月23日のアウェー神戸戦で負傷。右膝骨軟骨損傷で全治1カ月と診断された阿部は、予定より時間は要したものの「痛みはなくなりました」と明るい表情。左太腿の肉離れで全治2カ月と診断された大島に至っては予想を大幅に上回る回復ぶりで、ともに紅白戦こそ外れたがボールも蹴り始めた。

 チームは今季序盤に最大9人の離脱者が出た。だが、鬼木監督のもと底上げを図り、苦難を乗り越えてきた。GK鄭成龍(チョン・ソンリョン)こそ別メニューだったが、勝負どころの終盤に全選手が集合したことは大きい。

 11月4日にはC大阪とのルヴァン杯決勝も控える。まずは25日の天皇杯で敗れリベンジを誓う29日の柏戦。大島らの起用の時期は慎重に判断することになるが、無冠の帝王返上へ、チームは臨戦態勢が整いつつある。大黒柱の中村は「この時期に全員がそろってやるのはうれしい。またポジティブなパワーでやれる。残り5試合、後悔のないように戦いたい」と力を込めた。

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