スペイン　“天王山”イタリア戦に快勝　Ｗ杯欧州予選

Ｗ杯欧州予選   スペイン３―０イタリア （ 2017年9月2日 ）

　　Ｗ杯欧州予選Ｇ組で、スペインはホームでイタリアを３―０で下し、６勝１分け無敗の勝ち点１９。５勝１分け１敗で勝ち点１６のイタリアに３差をつけ、Ｗ杯本大会出場に大きく前進した。

　スペインが“天王山”に快勝。Ｗ杯と欧州選手権予選で０６年９月以来５６戦無敗だったイタリアに１１年ぶりとなる黒星をつけた。主役を演じたのは、会場のサンティアゴ・ベルナベウをホームとするレアル・マドリードのＭＦイスコ。前半１３分、直接ＦＫを名手のＧＫブッフォンが届かないゴール左へ蹴り込むと、同４０分、ペナルティーアーク中央から左足で低いミドルシュートを右隅に突き刺した。終了間際の交代時に７万人を超える地元ファンからスタンディングオベーションを受けた背番号２２について、ロペテギ監督は「素晴らしかった。２ゴールだけでなく、ボールがないプレーでもチームを助けて入れた」と絶賛した。

　２―０の後半３２分には今夏にレアル・マドリードからチェルシーへ移籍したＦＷモラタが速攻からダメ押しゴールを決めた。

　残り３試合で、５日にリヒテンシュタイン、１０月６日にアルバニア、同９日にイスラエルと対戦。指揮官は「偉大なライバルを相手に、とても良い試合ができた。結果はハッピーだが、まだ予選を突破したわけではない。最後の３試合で仕事をこなさなければ」と気を引き締めた。