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東京五輪サッカー会場にカシマスタジアム追加

[ 2017年7月10日 18:32 ]

国際オリンピック委員会(IOC)は10日、スイスのローザンヌで開いた理事会で、2020年東京五輪のサッカー会場にカシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)を追加するとの大会組織委員会の提案を了承した。

 サッカー会場は、招致段階から計画されていた新国立競技場(東京都新宿区)札幌ドーム(札幌市)ひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)埼玉スタジアム(さいたま市)味の素スタジアム(東京都調布市)日産スタジアム(横浜市)を合わせて7会場。ただ、8月8日の日中に男子決勝が予定される新国立競技場では、同じ日の夜に陸上、翌日は午前に男子マラソン、夜に閉会式があって日程が過密なため、会場変更を含めた対応が検討されている。組織委はこの問題をクリアした上で、改めてサッカー会場の一括承認をIOCに求めることになった。

 武藤敏郎事務総長は東京から電話会議で理事会に参加後、新国立競技場では決勝の代わりに1次リーグの実施も模索しているが、困難な場合はサッカー会場から外す可能性もあると指摘した。球技専用化が有力視される同競技場の大会後の利用については、政府が秋に方針を出す見通しも報告したと明らかにした。

 バスケットボール3人制など新種目の会場は、9月か12月のIOC理事会に報告することになった。

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2017年7月10日のニュース