日本代表選出の今野がついに対人メニュー解禁「良い感じ」磐田戦で復帰に照準

　３月に左足小指を骨折し、２５日の練習まで部分合流にとどまっていたＧ大阪の日本代表ＭＦ今野泰幸（３４）が２６日、ついに対人メニューを“解禁”。戦列復帰に大きく前進した。

　大阪・吹田市内の練習場で約１時間半のトレーニング。今野は「足は良い感じ。日に日に良くなっている。１日１日やれることをやるだけ。先を見ないでやるだけです」と話した。

　今野は約２年ぶりに代表招集された３月２３日のワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選・ＵＡＥ戦でいきなりゴールを決めたが、その１戦で左足小指を骨折。ここまで戦列を離れてリハビリの日々が続いている中、２５日には同予選イラク戦（６月１３日）に臨む日本代表メンバーに選出されていた。

　まだ実戦復帰を果たしていない選手の招集に関して長谷川健太監督（５１）は「そこは代表監督が決めること。何もコメントすることはない」としつつも「見ているといつでもやれそうな感じはする」と今野の戦列復帰に手応えを感じていることを明かした。

　ただ、長谷川監督は日本代表のハリルホジッチ監督が期待する２８日の練習試合・びわこ成蹊大戦での起用には消極的な姿勢。６月４日に行われる次戦のＪ１リーグ磐田戦（ヤマハ）での復帰に照準を合わせ、状態を見極めていくつもりだ。