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15歳・久保に熱視線!U20決戦の地入り、韓国でも知名度抜群

[ 2017年5月18日 05:30 ]

ソウル日本人学校で記念撮影し、後ろの少女に抱きつかれる久保(中央)
Photo By スポニチ

 U―20W杯韓国大会(20日開幕)に臨むU―20日本代表が17日、羽田空港発の航空機で韓国入りし、1次リーグ第1、2戦が行われる水原の近郊で初練習した。最年少のFW久保建英(15=FC東京U―18)は韓国メディアから直撃インタビューを受ける人気ぶり。練習前に訪れたソウル日本人学校では「久保コール」が湧き起こるなど、海を越えても注目度の高さは変わらない。日本は21日に1次リーグ初戦の南アフリカ戦(水原)を迎える。

 決戦の地でも「KUBO」の知名度は群を抜いていた。午前に羽田空港発の航空機で韓国に到着し、午後5時すぎから水原市内で初練習を行ったU―20日本代表。最年少の久保は笑顔を見せながら、ランニングやボール回しで汗を流した。練習後に中央日報の記者から直撃インタビューを受け「うまくなった理由は?」「自分の長所は?」「どのような選手になりたいか?」など質問攻めにあった。

 久保は突然の取材にも冷静で「(成長できたのは)親が小さいときからサッカーをやらせてくれたのが大きい。自分は世界のトップレベルの選手になるのが夢。そうなりたいです」と淡々と受け答えした。インタビューをした記者は「彼は韓国でも有名だから」と指名した理由を説明。U―20韓国代表には“韓国のメッシ”ことバルセロナユース所属のFW李承佑(イ・スンウ=19)がおり、かつてバルセロナの育成組織にいた久保は最も注目されている選手だという。

 練習前に訪れたソウル日本人学校では、司会者の指名を受けて442人の子供たちの前でリフティングを披露。PK対決では「久保コール」を受け、子供たちの視線を独り占めにした。「自分も小さい頃に好きな選手がいた。憧れられるのはうれしいです」。かつて好きだったのがブラジル代表のロナウジーニョ。15歳となり、今度は憧れの対象となった。

 1次リーグ初戦の南アフリカ戦までは、あと3日。活躍すればさらなるフィーバーが巻き起こるかもしれない。「予選を戦って(W杯に)出られない選手がいる中で悪いパフォーマンスをするのは許されがたい」。自分自身へプレッシャーをかけながら、本番への調整を続けていく。

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