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俊輔が磐田“染める”本職トップ下で存在感!名波監督も高評価

[ 2017年2月6日 05:30 ]

Jリーグ・DAZNニューイヤー・カップ鹿児島ラウンド第1日   磐田1―1熊本 ( 2017年2月5日    鹿児島県立サッカー・ラグビー場 )

<磐田・熊本>前半、チーム初シュートを放つ磐田MF中村俊(左)
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 磐田の元日本代表MF中村俊輔(38)が5日、今季初のJリーグ勢との対戦で存在感を示した。J2熊本戦に本職のトップ下で先発。開始5分でチーム初シュートとなる強烈な左足ミドルを放つと、セットプレーでも正確なキックを披露するなど“俊輔色”を存分に出した。日本代表MF清武弘嗣(27)が復帰したC大阪との開幕戦(25日、ヤンマー)に向け、着々と準備を進める。

 試合前から冷たい雨が降り続く悪コンディションの中、立ち上がりからエンジン全開だった。前半5分、中央やや左でパスを受けた中村俊は左足で強烈なミドルを放った。チーム初シュートはGKの好守に阻まれたが、直後にもペナルティーエリア右外から左足で狙った。

 「なるべくボールを持って、時間をつくることで味方に自信を与える。少し無理してでも、自分の色があるようなプレーを心がけた」。積極的にゴールに迫り、攻撃のリズムをつくった。

 37分には自らの右へのサイドチェンジを起点に、FW川又が先制点を挙げた。後半14分の右CKでは、フワリとした柔らかい軌道のボールで、ファーサイドの川又の左足に合わせた。対外試合4戦目で初のJリーグ勢相手だったが、後半25分に交代するまでらしさは存分に発揮した。「後半はトーンダウンしたけど、前半の戦いを続ければ合格点」。名波監督からも「全くストレスがなかった」と高評価を得た。

 6月で39歳になるが、向上心はいささかも衰えていない。先月26日からの鹿児島キャンプは「順調」とここまでフルメニューを消化。また、気になった練習メニューは桐光学園(神奈川)時代から続けているサッカーノートに記している。通算では「8〜10冊くらい」だといい「いい練習があると、必ずメモしている。その意味でも充実している」とさらなる成長に役立てている。

 25日の開幕戦で激突するC大阪にMF清武が復帰した。このオフに食事した際は「今は出られない状況だけど、セビリアにいることに胸を張ってほしい」と言葉を贈ったという。「細かいところでもっと(チーム内の)連係を取っていきたい」。開幕までに微調整して清武との直接対決に備える。

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