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カズ、天皇杯最年長出場記録を大幅更新 49歳6カ月27日「楽しんでやれた」

[ 2016年9月22日 21:57 ]

横浜FC・三浦

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦 横浜FC3―2長野

(9月22日 パロ瑞穂)
 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は22日、各地で3回戦が行われ、J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良が49歳6カ月27日でJ3長野戦に出場。紺野悦男(新日鉄釜石)が1997年11月30日の1回戦・ルミノッソ狭山戦でマークした45歳7カ月5日の天皇杯最年長出場記録を大幅に更新した。

 ベンチスタートとなったカズは2―2で迎えた後半28分から途中出場。カズの公式戦出場は49歳5カ月12日でJリーグ最年長ゴールを決めた8月7日のC大阪戦(金鳥スタ)以来約1カ月半ぶり。天皇杯の出場は2011年10月8日の2回戦・松本戦以来5年ぶりとなった。

 途中出場から4分後の後半32分に左足でシュートを放ったほか、両手を叩いてチームメートたちを鼓舞するなどベテランの存在感を放ったカズ。チームは2―2で突入した延長戦を3―2で制し、ベスト16入りを決めた。

 「厳しい試合でしたけど、これが天皇杯だって感じの試合だったんで、僕は非常に楽しんでやれましたんで良かったです」と笑顔を見せた49歳。Jリーグに続いて天皇杯の最年長記録も更新となったが、「ただグラウンドに立っているだけではダメなんでね。やっぱりいいプレーをしてゴールも挙げなきゃいけないと思いますし、もっともっと年齢関係なくいいプレーをしていかなければ立つ意味がないですから。そういう意味ではもっと自分を高めて、自分が試合に出た時には鼓舞するつもりで、いいプレーをする気持ちでやりたいなと思います」と向上心を忘れなかった。

【天皇杯年長出場者】
1位 三浦 知良(横浜FC) 49歳6カ月27日
2位 紺野 悦男(新日鉄釜石)45歳7カ月 5日
3位 清水 裕之(SC鳥取) 45歳5カ月23日

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2016年9月22日のニュース