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勝つには勝ったけど…ハリル監督渋面「もっと取れた」格下タイに2点は不満

[ 2016年9月6日 23:32 ]

<日本・タイ>タイに勝利しサポーターにガッツポーズをするハリルホジッチ監督

W杯アジア最終予選B組 日本2―0タイ

(9月6日 バンコク)
 格下タイに何度も決定的なシーンをつくりながら、2―0での辛勝。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は「勝利は良かったが、もっと取れたと思う。メンタル面をもっと鍛えないといけない」と渋い表情を浮かべた。

 前半18分に原口が先制ゴールを決め、後半30分には浅野が待望の追加点。だが、前半24分にはロングボールに反応した浅野が体をうまく使って裏を取り、左サイドからゴール前へグラウンダーのクロスを送ったが、走り込んだ本田がボールに触ることができずに得点ならず。前半終了間際の46分には本田の決定的なヘディングシュートがGKに阻まれ、こぼれ球に反応した香川のシュートもDFにブロックされた。後半に入ってからも香川や浅野、原口らが何度も決定的な場面でシュートを打ちながら決めきれなかった。

 ホームで行われた1日のUAE戦に1―2で敗れ、まさかの黒星発進。崖っ縁に追い込まれて迎えたタイ戦を「心理的にコントロールするのが難しい試合だった。1試合目の後、ものすごくプレッシャーがかかって、何とかそこから脱しないといけない試合だった」と振り返ったハリルホジッチ監督。「勝利は良かったが、こんなに決定機をつくって、もっと取れたと思う。メンタル面をもっと鍛えないといけない」と重圧からか随所に力みが見えた選手たちへ心理面の向上を要求した。

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