ハリル監督　イレブンに緊張感「全試合ブラジルと対戦する気持ちで」

イレブンに話をするハリルホジッチ監督（右から２人目）

日本代表合宿２日目

　本田や岡崎ら海外組５人が加わった練習前の円陣。約８分間、ハリルホジッチ監督がアジア最終予選を戦う心構えを説いた。「ブラジルと対戦する気持ちで全ての試合に臨め！」。ＵＡＥとの初戦を前に、イレブンに緊張感を植えつけた。

　慢心など、どこにもない。２５日の代表メンバーでも、指揮官は「私が耳にしたのは、予選突破は何とかなるだろうという噂だ。前回（Ｗ杯ブラジル大会アジア予選）も厳しいことがあった。今回も、厳しいことが起こるだろう」と注意を喚起した。

　ＵＡＥとはＷ杯アジア予選で過去２度同組となった。敗戦こそないものの、対戦成績は１勝３分け。厳しい戦いを強いられてきた。アギーレ監督時代のアジア杯準々決勝（１５年１月２３日）ではＰＫ戦の末に敗退。ＤＦリーダーを務める吉田も「２次予選と違うのは理解している。一戦一戦が大事だが、まずＵＡＥ戦が重要。アジア杯の時は立ち上がりが悪かったので、同じミスは繰り返さない」と注意点を口にした。ロシアへの道を切り開くまで張り詰めた気持ちを維持する。