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川崎F 得意の敵地でドロー 大久保も不発で首位薄氷1差

[ 2016年5月22日 05:30 ]

前半、ドリブルする川崎F・大久保

明治安田生命J1第1S第13節 川崎F0―0新潟

(5月21日 デンカS)
 リーグ戦8試合が行われ、今季アウェーで5戦5勝と圧倒的な強さを誇ってきた首位の川崎Fは、新潟と0―0で引き分け勝ち点28。前節まで得点ランクトップに並んでいたFW大久保嘉人(33)もノーゴールに終わった。名古屋に快勝した鹿島が川崎Fに勝ち点1差に肉薄した。また、福岡は柏に敗れたものの、FW邦本宜裕(18)がJ1での東京五輪世代初ゴールを挙げた。

 勝って首位を固めたい。今週は浦和の試合がないだけに差を広げておきたい川崎Fだったが、いかんせんゴールが遠かった。前半7分に小林のシュートが左ポストを直撃。9分には大久保が右からのクロスを倒れながらシュート、17分にもCKからエドゥアルドが頭で合わせたが、新潟の厚い守りにはね返された。

 奈良が左脛骨(けいこつ)骨折、大島と原川がトゥーロン国際に出場するU―23日本代表に選出されたため、チームを離れた。中村は「切り替えてやるしかない。総力戦。中2日は今季初めてだが、勝ち点3を積み上げていくしかない」と、話した。谷口も「奈良も悔しいだろうが、その分しっかり戦いたい」とセンターバックで奮闘した。

 5月4日の仙台戦で左足裏を痛めていた大久保も、2日前に患部への直接注射で万全の態勢になった。クラブハウスでチームドクターから注射を勧められた際には「足の裏は神経が集まっていて、痛いと聞いていた」と躊躇(ちゅうちょ)。足の裏にボールペンの先を当てて痛みを確認するなど、1時間悩んだ末に注射を打った。そのかいあって痛みは消えて不安もなくなり、動きも軽快になった。しかし、肝心のゴールはなし。守備陣の奮闘でピンチをしのぎ、今季初の0―0引き分け。今季アウェーでは5戦5勝と強さを誇ってきたが、初めて勝ち点3を取れなかった。

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