村井チェアマン　日産、三菱の業務提携で「情報収集したい」

　サッカーＪ１の横浜と浦和のそれぞれの筆頭株主である日産自動車と三菱自動車が資本業務提携に基本合意した件で、Ｊリーグの村井満チェアマン（５６）は１２日、「まず両クラブと直接話をして情報収集したい」と情勢を見極める考えを示した。羽田空港で語った。

　リーグ規約ではクラブ経営に関与できる株式保有者が、他クラブの株式を大量に保有することを禁じており、日産自動車が三菱自動車を傘下に置くと抵触の恐れがある。三菱自動車が持つ５０％超の浦和の株式が問題になる可能性があるが、村井チェアマンは「精査が必要。今の時点でいい悪いは言えない」と語るにとどめた。

　両クラブは提携の詳細をまだつかめていない様子。横浜の広報部は「現時点では何もお話しできることはない」、浦和の広報も「現時点ではコメントしようがない」と対応した。