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宇佐美、先発弾誓う!ハリル監督に「我慢して使う」とは言わせない

[ 2016年3月24日 05:30 ]

練習で軽快な動きを見せる宇佐美(中央)

 日本代表は24日、W杯アジア2次予選のアフガニスタン戦に臨む。23日は試合会場の埼玉スタジアムで最終調整を行った。今回の代表メンバー発表時にバヒド・ハリルホジッチ監督(63)から「我慢して使う」と言われたFW宇佐美貴史(23=G大阪)は得点に絡む活躍を誓った。最終予選進出決定の可能性がある一戦で、エース候補が“1発回答”を狙う。

【予想スタメン W杯アジア2次予選 日本代表メンバー】

 笑顔を交えながら取材に応じていた宇佐美の顔が引き締まった。ハリルホジッチ監督が代表メンバー発表時に「我慢して使う」と発言したことについて触れた時だ。「結果を出して、嫌でも使わざるを得ないようにしたい。言葉ではなくピッチで表したい」。情けは無用。自らの価値は自らが証明すると宣言した。

 ハリルジャパン発足後の13試合で、全試合出場は宇佐美だけ。だが、得点は昨年3月31日の親善試合ウズベキスタン戦、昨年10月8日のW杯2次予選シリア戦だけで、期待に応えていない。指揮官は24日のアフガニスタン戦で本田と香川のベンチスタートを示唆しており、宇佐美はスタメンの可能性が高い。過去の2点はどちらも途中出場から奪ったもので「スタートから出て結果を出すのが一番。しっかりと自分のプレーを出していきたい」と“先発初ゴール”を誓った。

 刺激も受けた。プレミアリーグ首位を走るレスターの岡崎から「練習内容とか雰囲気とかの情報は聞いた」という。自身は今冬マルセイユやシュツットガルト、マインツから興味を持たれたが、欧州移籍を封印した。それでも海外リーグへの移籍願望は消えていない。G大阪では今季、公式戦8試合1得点。今夏の欧州移籍を見据えた上でも、そろそろ量産態勢に入りたいところだ。

 「蹴らせてもらえるなら良いキックができると思う。良いところにボールを落とす自信もある」と、今季からチームで務めるFKキッカーにも立候補。指揮官の評価を一変させる、進化した姿を見せつける。

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