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岡崎“Wメモリアル”国際Aマッチ50発&100戦で首位突破だ

[ 2016年3月22日 05:30 ]

ランニングをする(前列左から)宇佐美、岡崎、槙野ら日本代表

 アフガニスタン、シリアとの18年W杯ロシア大会アジア2次予選(24、29日)に臨む日本代表が21日、埼玉県内で合宿を開始した。プレミアリーグ首位に立つレスターのFW岡崎慎司(29)は、あと2試合に出場すれば日本人FWとして初の国際Aマッチ通算100試合出場の大台に乗る。加えて3得点すれば同50得点に到達するだけに、“100試合50得点”というダブルの節目を達成してE組首位通過を狙う。

 プレミアリーグ優勝に突き進む岡崎が、勢いそのままにWの快挙を達成する。現在、国際Aマッチ通算98試合47得点。2試合に出場すれば日本歴代FWとして初の100試合に到達し、あと3得点で釜本邦茂、三浦知良の2人のレジェンドに続いて日本人3人目の50得点の領域に足を踏み入れる。「ここまで試合に出られるとは思っていなかった。試合に出られないかもしれない危機感で98試合たどり着けた。危機感を持って貪欲なプレーをしたい」。現役の日本人最強ストライカーは、足元を見つめ直した。

 “レスター流”を代表に還元する。昨季14位。2部と1部を行き来するエレベータークラブがプレミア制覇の夢物語を完結させようとしている。「チーム自体が凄いスピードで上に行って、じかに見ると勉強になる」と岡崎は実感を込める。そこで得た結論は「型にはまるプレーをしたら勝てない」ということ。レスターは豊富な運動量を武器に、速攻からバーディーが得点を量産するのがパターン。「結果を出すヤツらはある意味、ブッ飛んでいる。言われることだけをやっていてはこの順位にいない。持っている力を全員が出しているから、それがかみ合って、今、ありえない状況になっている」。一人一人がフルスロットルで、自らの役割に徹する必要性を説いた。

 前回の代表活動から4カ月がたった。その間に得た教訓を胸に、岡崎は本能に従う。「全員が本能的にサッカーができた時に、勝手に連動して代表の本当の力になる。自分の本能でサッカーができるように代表でもなりたい」。14日のニューカッスル戦では、華麗なオーバーヘッド弾をぶち込んだ。E組首位通過の懸かる2連戦。「結果で見せないといけない」。好調の波に乗る点取り屋が、記録にも記憶にも残るゴールを決める。

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2016年3月22日のニュース