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大島VS原川“川崎Fボランチ合戦”リオ五輪代表入りへ再激化!

[ 2016年2月3日 05:30 ]

チームに合流した川崎FのMF大島

 リオ五輪出場権を獲得したU―23日本代表の新たな戦いが始まった。川崎Fに2日、MF大島僚太(23)と新加入のMF原川力(22)、DF奈良竜樹(22)の3選手が合流。午前、午後の練習をフルに消化した。大島と原川はU―23日本代表でボランチの座を争ったが、今度はチーム内でも激しいポジション争いをする。

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 リオ切符獲得の余韻に浸っている暇はない。U―23アジア選手権で6大会連続の五輪出場を決めた立役者が早速、チームで火花を散らすことになった。この日から大島とともに新加入の原川、奈良も川崎Fの練習に合流。中でも注目は若きボランチの2人だった。

 前線へ積極的に絡む攻撃的なタイプの原川に対し大島はパスで攻撃のスイッチを入れる。午前中の11対11のミニゲームでは大島がレギュラー組のボランチ、原川は控え組のボランチに入ってプレー。午後練習のミニゲームでは、今度は2人でダブルボランチを組むパターンが試された。

 京都からポジション争いの厳しいチームへ移籍した原川は「川崎Fを選んだのは、個人的にもボールを持って何かするのは好きで学べる場所があるし、早く成長できる」と語り、「チームとしては、勝ちながら競争するのが理想」と、ポジション取りへ自信を見せた。

 一方、今季から背番号10を背負う大島は6試合中3試合の先発にとどまった五輪予選を振り返り、「悔しい思いをしたことを生かすしかない」と決意も新た。ポジション争いについて「毎年新しい人が入ってきて、新しい人と出会い、刺激を受けている」と生え抜きのプライドを見せた。

 五輪予選では、原川はイラクとの準決勝で決勝ゴール、大島はサウジアラビア戦で弾丸ミドルを決めた。しかし、リオ五輪のメンバーは今回の23人より少ない18人。チームで控えに回れば代表入りの可能性も低くなる。リオを懸けた戦いはもう始まっている。

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