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G大阪パトリック日本帰化申請へ 母国メディアに明かす

[ 2016年1月9日 05:30 ]

日本国籍取得に意欲的なG大阪FWパトリック

 ハリルジャパンに秘密兵器!?G大阪のブラジル人FWパトリック(28)が8日までに地元メディアの取材に応じ、将来的に日本国籍の取得を目指していることを明かした。現在は2年半を日本でプレーしており、国籍取得の条件のひとつである「居住5年」をクリアするのは18年途中。18年W杯ロシア大会に間に合うかは微妙ながら、実現すれば大きな戦力になることは間違いない。

 地球の裏側からビッグニュースが飛び込んできた。オフを利用して母国ブラジルに帰国しているパトリックが、地元メディアの取材に対応。「私は3年間を日本で過ごしており、あと2年で帰化を申請する」と日本国籍取得を目指していることを明かした。「(日本代表に)私のような選手は少ないので、日本代表にとっても良い選択肢となると思う」と自信満々。

 13年に川崎Fに加入し、同年夏に甲府へ移籍。14年にブラジルに戻ったが、同年7月にG大阪に期限付き移籍し再来日した。国籍取得の条件のひとつである「居住5年」をクリアするのは18年途中。語学能力など多岐にわたる日本国籍取得条件を満たせるか、18年W杯ロシア大会に間に合うかは微妙ながら、実現の可能性はゼロではない。

 事実、G大阪の木村通訳によると、「日本代表になりたい」と何度か話しているといい、帰化して日本代表となったラモス瑠偉氏や呂比須ワグナー氏ともコミュニケーションを図っているというのだ。梶居強化本部長も「彼は日本でプレーしたいと言ってきている。そういう思いがあるならうれしい」と歓迎した。

 昨季は32試合出場12得点。今月1日の天皇杯決勝浦和戦では決勝弾を含む2得点を挙げ、圧倒的な存在感を見せつけた。身長1メートル89、体重82キロ。高さと強さを併せ持つ大型FWが、ハリルジャパンの最前線に君臨しているかもしれない。

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2016年1月9日のニュース