Ｊ３大分　片野坂新監督を発表「恩返しするときがきた」

　今季Ｊ３で戦う大分は４日、新監督に片野坂知宏氏（４４）が就任すると発表した。

　片野坂新監督は鹿児島実から１９９０年、広島の前身となったＪＳＬ（日本サッカーリーグ）２部のマツダに入団し、その後は広島、柏、大分、Ｇ大阪、仙台でプレーした。２００３年の引退後は大分のスカウト、下部組織のコーチを経てＧ大阪と広島でコーチを務め、１２～１４年にリーグ戦で“一人３連覇”を経験。この日、２シーズンに渡ってヘッドコーチを務めたＧ大阪から契約満了が発表された。

　昨季Ｊ２で２１位に終わった大分は、Ｊ２・Ｊ３入れ替え戦で敗れ、Ｊ１経験チーム初となるＪ３降格が決定。直後に柳田伸明監督（４４）の辞任が発表されていた。

　片野坂新監督はクラブを通じて「監督就任に至っては、大分トリニータへの恩と縁を深く感じ、それを恩返しするときがきたと感じたからです。今シーズン、難しいシーズンになると思いますが、目標を達成するために全てをトリニータのために力を注いで頑張りたいと思います。皆さんのサポート、ご支援どうかよろしくお願いいたします」とコメントしている。