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今大会のスター候補、桐光FW小川“大迫抜いて”初の日本一導く

[ 2015年11月17日 05:30 ]

初戦の対戦校が決まり握手する桐光学園・小川主将(左)と長崎南山・井川主将

 第94回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が16日、都内で行われ、全国48代表の対戦カードが決定した。2年ぶり9度目の出場となる桐光学園(神奈川)はシードから登場し、来年1月2日の初戦で初出場の長崎南山と対決。J2磐田加入が内定しているU―18日本代表FW小川航基主将(3年)は、大迫勇也(25=ケルン)が持つ1大会10得点の記録更新と優勝の2冠を目標に掲げた。準決勝以降は前回大会に続き埼玉スタジアム開催で、準決勝は1月9日、決勝は同11日に行われる。

【トーナメント表 48代表校】

 今大会スター候補の小川が“大迫超え”を誓った。チームの目標に「日本一」を掲げる一方で「得点王は得点王でも、もっとインパクトを残せる選手になりたい。大迫選手が10点なので11点を狙って達成できたら」と宣言した。首都圏開催となった76年度大会以降では08年度に大迫(鹿児島城西)が記録した10点が1大会最多。6年間破られていない記録を塗り替え、歴史に名を刻むつもりだ。

 ポストプレーに加え、足元の技術も高い1メートル80の大型ストライカー。U―18日本代表ではエースとして、9月28日~10月6日のU―19アジア選手権予選(ラオス)で3戦3発と活躍した。U―18日本代表ではスタッフから体脂肪率の高さを指摘されたことから、油ものを避けるなど食生活を改善。「日本代表を目指すにはストイックにやらないと」と5年後の20年東京五輪代表、そして将来のA代表入りを見据える。

 「注目されるのは凄くありがたいけど、それで何か変わってしまうのではダメ。自分らしくプレーをするだけ」。重圧をはねのけ、ゴールを量産して初の日本一へ導く。

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2015年11月17日のニュース