ハリル監督、金崎＆柏木抜てき即活躍に自画自賛「私は正しかった」

＜シンガポール・日本＞後半、ベンチから指示をだすハリルホジッチ監督

Ｗ杯アジア２次予選Ｅ組 日本３―０シンガポール

（11月12日 シンガポール）
　スコアレスドローに終わった６月１６日の対戦のリベンジを果たし、日本代表のハリルホジッチ監督は上機嫌だった。試合後の公式会見。司会者が質問を遮って終了しようとしたが、指揮官は「女性が手を挙げているので、もう一つ質問を受けよう。女性だからです」と自ら質問を受け付けた。

　２点リードで迎えた前半４３分にはベンチ前に飛んできたボールをヒールキックで蹴り返す“美技”も披露。０―０の前半１３分にはボールをピッチに戻すのが遅いボールボーイに激怒していたが、前半２０分の先制弾以降は一転、余裕しゃくしゃくだった。

　先発に抜てきした２人が躍動した。金崎が先制弾を決め、柏木はボランチから独特のリズムでゲームをコントロール。采配が的中し「２人が素晴らしい試合をしてくれたので、私は正しかった」と自画自賛した。

　「選手にはブラボーと言ったが、もっとできるとも話した。最低でも３、４点は取れた」と気を引き締め直すことも忘れず「カンボジア戦でも新しい選手を使うかもしれない」と次戦の采配にも言及。５カ月前のドローを引きずってきたが、ようやくトラウマを消し去った。