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C大阪 PO進出決定も“前途多難”今季ワースト0―3で大敗…

[ 2015年11月9日 05:30 ]

金沢に敗れ、肩を落とし引き揚げる山口(6)らC大阪イレブン

 J2第40節は各地で10試合があり、C大阪はアウェーで金沢に0―3で大敗。J1昇格プレーオフ出場は決まったものの、前途は限りなく厳しい。

 プレーオフ(PO)進出が決まっても、誰も喜べない。C大阪は敵地金沢に沈み、今季ワーストの得点差となる0―3完敗。他会場の結果で5位以内が確定したとはいえ、アウトゥオリ監督は「試合内容を考えれば、多くを語ることはできない」と言葉少なだった。

 POに向けて戦力を見極めるため、指揮官は終盤戦でターンオーバーを採用。布陣も4―3―3にし先発7人を変更した。だが、最近20試合でわずか1勝の金沢に対し決定機を作れず、奇策は失敗。日本代表MF山口ら個々のミスも目立った。元日本代表MF橋本は「改善する点はいっぱいある。切り替えるというより、原因をみんなで整理したい」と口にした。

 試合後には指揮官と大熊強化部長が緊急会談の場を持ち話し合った。4戦連続未勝利で5位愛媛と勝ち点2差。PO準決勝のホーム開催も危うい状況だ。次節は代表遠征の山口と累積警告のMF扇原が不在。失速状態のまま一発勝負に臨めば、昇格の可能性は限りなく低い。

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2015年11月9日のニュース