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湘南DF遠藤、初の海外組込み選出 22歳「世代交代が目標」

[ 2015年8月28日 05:30 ]

湘南・遠藤は仲間が見守る中でシュート練習

 リオデジャネイロ五輪世代から唯一、湘南のDF遠藤がMF登録で選出された。海外組も含んだA代表入りはかねての念願。だが22歳の野心はとどまらない。「(同世代の柴崎)岳、武藤とやっと同じ土俵に立った。まずは試合に出ること。そして、今はまだ世代交代というには実力不足だけど、それを次の目標にしたい」。

 世代交代は日本代表にとっても大きな課題。初選出だった東アジア杯では同じプラチナ世代の宇佐美と「俺らの世代が引っ張らないと」と語り合ったという。以前、テレビ番組で対談した長谷部からも「世代交代がないと日本が強くならない」と言われた。目標はより明確になった。

 楽しみな再会も待つ。高3でJ1デビューした10年11月、当時清水にいたFW岡崎に衝撃を受けた。「こぼれ球に先に触られて決められて。これがJ1のFWかと」。試合も0―5の完敗。成長の原動力になった。「遠藤は右サイドバックも可能。デュエル(決闘)も強い。もっと野心を持ってほしい」とハリルホジッチ監督。心配ない。22歳の遠藤は胸に野心を抱き、W杯予選のピッチに立つ。

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2015年8月28日のニュース