倉田　２６歳で悲願の初選出「コツコツやってきて良かった」

日本代表に初選出されたＧ大阪ＭＦ倉田

　日本サッカー協会は２３日、東京都内で来月２日に開幕する東アジア杯（中国・武漢）に臨む日本代表メンバー２３人を発表した。攻守両面でのハードワークに加えて、攻撃センスも光るＧ大阪のＭＦ倉田秋（２６）が悲願のＡ代表初選出。国内組による熾烈なサバイバルを勝ち抜いての代表定着へ意気込んだ。

　待望の切符をついに手にした。「ずっと行きたいと思っていたところ。コツコツやってきて良かった。ガンバに感謝しています」。鳥栖戦から一夜明け、吹田市内での回復トレーニングを終えた倉田は、２６歳でのＡ代表初選出を謙虚に喜んだ。

　常に日の丸は意識してきた。１１年に期限付き移籍していたＣ大阪では、日本代表ＭＦ清武や同ＦＷ乾とチームメート。ひと足先に代表で活躍する２人に刺激を受けながら「自分が負けているとは思ってない」と熱意と自信を持ち続けてきた。

　豊富な運動量と攻撃センスを併せ持ち、２列目だけでなくボランチなどもこなすユーティリティープレーヤー。Ｇ大阪からは最多６人が選出されており、倉田は「父親から“お前はいつ入るんや”と言われてプレッシャーだった」と笑いながら、「気負わずに自分のできることをやりたい」と夢舞台を心待ちにした。