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浦和 夏場の失速ごめんだ!ステージ連覇へ“走力戦”

[ 2015年7月10日 05:30 ]

試合形式の練習でドリブルする槙野

J1第2S第1節 松本―浦和

(7月11日 松本)
 J1第2ステージ(S)は11日、各地で開幕する。第1Sで史上初のステージ無敗Vを飾った浦和は、敵地で松本と対戦。日本代表DF槙野智章(28)、DF森脇良太(29)、MF関根貴大(20)の3人は、7日に陸上競技のプロスプリントコーチ、秋本真吾氏(33)から指導を受け、走り方を修正。控える7、8月の過密日程を“秋本流走法”で乗り切り、ステージ連覇へ突っ走る。

 “走力戦”で過酷な夏を乗り切る。第1Sを12勝5分けと破竹の勢いで制した浦和だが、1ステージ制だった09、10年などは夏場に失速して優勝争いから脱落した。11日開幕の第2Sでは、第1節・アウェー松本戦から第3節・ホーム広島戦まで中3日の過密日程が続く。ステージ連覇へ最高のスタートを切り、無敗記録を継続させるため、槙野らは秋本氏との合同トレーニングを行った。

 元プロ陸上選手の秋本氏は男子200メートル障害日本記録の保持者で、14年1月にも八丈島での自主トレで槙野や宇賀神ら浦和の選手を指導。7日のトレーニングでは、個々の走行フォームを映像で確認しながら、より速く走るために腕の振り方や足の運び方を改良した。

 初めて秋本氏の指導を受けた森脇は「シーズンオフにしっかりやる方がより身につくと思う。今後も機会があればやりたいですね」と話し、サッカーと陸上の走り方に関し「共通する部分は少なからずある。試合で生かせるところ、吸収できるところはしっかり吸収して生かしていきたい」と意欲。習得した効率の良い走り方を生かし「(浦和が)運動量を必要とするサッカーである以上、夏場はしっかりボールを動かし、相手に守備のところでできるだけ体力を使わせたい」と誓った。

 第2S開幕戦の相手は松本。4月4日の第1Sでの対戦では、相手の堅守に手を焼いて苦しんだが、後半40分に森脇が決勝弾を決めて1―0で競り勝った。昇格組で第1S15位に終わった相手に対し、森脇は「相手以上に今の成績と順位をキープしたいという強いモチベーションがあるんで。気持ちのところで(相手を)受けて立つことは全く必要ない」と強調。難敵に走り勝ち、ステージ連覇へ一歩を踏み出す。

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2015年7月10日のニュース