磐田逆転負けで３位転落　名波監督「みすみす勝ち点プレゼント」

＜磐田・岐阜＞試合後、サポーターに頭を下げるイレブン

Ｊ２第１９節 磐田２―３岐阜

（6月21日 ヤマハ）
　磐田はホームで２０位の岐阜に２―３で逆転負けした。５月３日の札幌戦に並ぶ今季最多失点。前半戦残り２節を前に、２位から３位に転落した。

　鮮やかな先制パンチだった。開始１分、ＤＦ駒野が左クロス。相手のクリアに反応したＭＦ上田の鋭い左足シュートが中央左から右のネットに突き刺さった。同２９分にはＭＦ松井の右クロスからＭＦアダイウトンが今季８得点目を決めた。

　ところが、ここから悪夢が続く。同３８分にＦＫのこぼれ球を押し込まれれると、後半１１分には守備が戻る前にカウンターから失点。名波監督が「あの２人がほぼ得点に絡んでいる」と警戒していたＭＦレオミネイロのクロスからＦＷ難波のゴールだった。同２２分にも中盤でボールを奪われると、これも「決定的なパスが多い」とケアを要していたＭＦ高地のパスからレオミネイロ、最後は再び難波に押し込まれた。

　先制して敗れた試合は今季初。試合後にはブーイングが降り注いだ。「後半は３点目を取られる前まで終始後ろがばたついていた。みすみす勝ち点をプレゼントしたゲームだった」と指揮官。立て直しが要求される。