Ｃ大阪　アウトゥオリ監督の奇策も実らず…敵地で無念ドロー

＜熊本・Ｃ大阪＞前半、パスを出すＣ大阪・フォルラン（左）

Ｊ２第１５節 Ｃ大阪０―０熊本

（5月24日 うまスタ）
　アウトゥオリ監督の奇策も実らず、Ｃ大阪が敵地で無念のドローを喫した。前節まで最下位だった熊本相手に０―０で迎えた後半２６分、全く調子の出ないＦＷフォルラン、カカウ、ＭＦパブロの助っ人３人を同時交代。ＦＷ玉田、約８カ月ぶりに復帰したＭＦ吉野、これがデビュー戦となった１８歳ＦＷ沖野を送り出した。３人が勢いをもたらし相手ゴールに迫ったが、得点は奪えないまま試合終了となった。

　プレーオフ圏内の６位福岡とは勝ち点５差。交代の意図について「我々の中で考えていることもある。それも含めて決断した」と指揮官は含みを持たした。６月末でカカウの退団は決まっており、７月末でフォルランの退団も決定的。無得点に終わったとはいえ、交代後には明らかに攻撃の流れが良くなっただけに、次戦のスタメン構成には注目が集まる。