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INAC澤フル出場 大舞台へ白星締め「結果残せて良かった」

[ 2015年5月18日 05:30 ]

<INAC神戸・千葉> 激励に訪れたMISIA(左から4人目)と記念写真を撮る(左から)南山、近賀、澤、大野、中島

なでしこリーグ第9節 INAC神戸4―3千葉

(5月17日 ノエスタ)
 なでしこリーグ第9節が17日に行われ、日本代表メンバー7人を擁するINAC神戸がW杯前最後のリーグ戦を逆転勝利で飾った。千葉に2点を先行されたが、そこからゴールラッシュを浴びせ、4―3で振り切って首位ターンを決めた。MF澤穂希(36)は同年齢で友人の歌手、MISIAの応援に応えるフル出場を果たし、準備万端で18日からの代表合宿へ臨む。2位日テレは代表MF阪口夢穂(27)の2得点で2―0と伊賀に快勝した。

 笑顔で締めた。W杯前最後のリーグ戦は2失点の逆境から4点を奪う逆転勝利。澤は仲間と笑って抱き合った。「2失点って今までにない展開だったけど、後半に立て直して若い選手がゴールできた。結果を残せたし良かった」

 前半3分と34分に失点。千葉の日本代表FW菅沢の動きに守備陣が対応できず、ボランチの澤も守備に追われた。だが、前半終了間際に1点を返すと後半は19歳の増矢が2発、21歳の京川もゴールを決めてひっくり返した。澤はなかなか得点に絡めなかったが、相手ボールをカットしたり、ロングフィードで前線にボールを送ったりと見せ場は作った。何より全9試合でフル出場。首位ターンしたチームへの貢献度はずば抜けていた。

 観戦に訪れた歌手のMISIAからパワーももらった。「応援の熱を感じたい」とゴール裏で声援を送った友人に「いろんな分野でトップの人にはメンタルとか共通する部分がある。応援に来てくれて励みになります」と感謝した。1年ぶりの代表に気負いはない。「これから洗濯して…。荷物が大変」と笑い「気持ちも体もスッキリして明日に臨みたい」と切り替えた。

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