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本田 欧州舞台消滅 来季屈辱カップ戦なし…放出論再燃!?

[ 2015年5月18日 05:30 ]

<サッスオーロ・ACミラン>相手とボールを奪い合う本田(AP)

セリエA第36節 ACミラン2―3サッスオーロ

(5月17日)
 ACミランは17日、アウェーでサッスオーロと対戦して2―3で敗れた。日本代表MF本田圭佑(28)は右FWで先発出場。再三右サイド突破を見せるなど攻撃の起点となったが、昨年10月19日ベローナ戦以来のゴールはならなかった。チームは2試合を残して8位以下が確定。4~6位に与えられる来季欧州リーグ出場の可能性が消滅した。
【本田の日程と成績 順位表】

 最大のチャンスを生かせなかった。前半36分、本田はペナルティーエリア内ゴール正面でパスを受けると、ワンステップで左足シュート。DFのブロックをかいくぐりゴール右を狙ったが、GKの好セーブに阻まれた。後半27分にはカウンターから迎えたチャンスでペナルティーエリア内に進入。相手DFと競り合いながらのドリブルでピッチに倒れ込んだ。PK獲得かと思われたが、逆に故意に倒れたシミュレーションを取られてイエローカードの判定。ゴールに絡めないまま、後半33分にエルシャーラウィとの交代を命じられた。

 昨年10月19日のベローナ戦を最後に得点から見放されるが、調子は上向いている。9日のローマ戦では2アシストの活躍で勝利に貢献。一時は本田を放出候補に挙げていた地元各紙から「残留に近づいた」と手のひら返しで称えられた。この日も前半4、5、19分に右サイド突破から立て続けにクロスを送るなど攻撃陣をリード。インザーギ監督は本田の交代理由について「エルシャーラウィを使いたかった」とだけ説明した。

 2試合を残しチームは8位以下が確定。1~3位に与えられる欧州CL出場に続き、4~6位に与えられる来季欧州リーグ出場の可能性も消滅した。2季連続で欧州カップ戦出場を逃したのは97~98年シーズン以来の屈辱。本田はドーピング検査の対象となり、報道陣に対応することなく会場を後にした。

 来季去就は確定していないものの17年6月まで契約を残しており、欧州舞台を経験できないことは痛手。イタリア国内のみと試合数も限られる状況に、本田放出の噂が再燃する可能性もある。一時は得点ランクトップに立つなど好発進した序盤から一転、厳しい現実を突きつけられるシーズンとなった。

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2015年5月18日のニュース