清水　２カ月ぶり白星　大榎監督ホッ「周りが騒いでくれたんで」

Ｊ１第１Ｓ第１１節 清水２―１神戸

（5月10日 ノエスタ）
　清水が敵地で神戸を下し、３月８日に行われた鹿島との開幕戦（アイスタ）以来２カ月ぶりとなる今季２勝目を挙げた。

　前半１４分にＭＦデュークのゴールで先制しながら同２９分にオウンゴールで追いつかれるという嫌な展開。だが、後半２５分、ＦＷ大前がゴール前ほぼ正面のＦＫを直接決めて勝ち越すと、終了間際には相手ＦＷ渡辺の直接ＦＫをＧＫ杉山のビッグセーブでしのいで逃げ切った。

　大前は「開幕以降勝ててない試合が続いていて、最近は勝てる試合も落としていたが、やっとサポーターの皆さんに勝ち点３を届けられて良かった」とホッとした様子。

　大榎監督は「周りがけっこう騒いでくれたんで、毎回緊張しながら試合に臨んでいたが、久しぶりに勝ちの味はいいなと思った」と笑顔を見せ、「（ここまで）セットプレーでやられて、セットプレーでは点が取れないという感じだったが、セットプレーで取れて良かった」とクラブワーストタイの９戦勝ちなしで記録を止めた大前のＦＫを評価。「５月になって負けていない（１勝２分け）し、ここから連勝できれば」と意気込んだ。