澤　最後のＷ杯明言「どう考えても最後」４年後「40歳は厳しい」

６大会連続Ｗ杯メンバーに選出された澤がカナダ大会が最後のＷ杯になることを明言した

　６大会連続のＷ杯メンバーに選ばれたＩＮＡＣ神戸の澤穂希（３６）が８日、６月６日開幕のカナダ大会が最後のＷ杯となることを明言した。

　神戸市内での練習後、「どう考えても最後。４年後は３０代じゃなくなるし、４０歳は厳しい。セカンドライフも考えないといけない。自分の中では最後と思って全力でやりたい」と明かした。一方で来年のリオデジャネイロ五輪については「現役を続けるのであれば目指すし、その時の気持ちを大事にしたい」と含みを持たせた。

　「プロは一年一年が勝負」が澤の口癖で、先のことについてはあまり言及しない。１２年ロンドン五輪前も「最後の五輪になるかもしれない」との発言で意気込みを示したが、決して断定はしなかった。それだけに、これだけ潔く口にするのは相当の覚悟を持っている証。「次があると思ってやると、甘えが出てくる。試合に出ようが出まいが、チームのため自分のために全力で戦いたい」。ピッチに立てば史上最多となる６大会連続出場。記録を打ち立てる節目の大会で夢舞台の幕を下ろす。