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宇佐美、7戦連発ならず…過密日程の影響で後半足止まった

[ 2015年5月3日 05:30 ]

<浦和・G大阪>前半から厳しいマークを受けるG大阪・宇佐美(右)

J1第1S第9節 G大阪0―1浦和

(5月2日 埼玉)
 エースが止まって、G大阪も止まった。クラブ新記録の7試合連続ゴールに王手をかけていた宇佐美はシュート2本に抑えられて無得点。唯一の見せ場は1点ビハインドの後半47分、リンスのパスからシュートを放ったものの、セーブされた。「一発を狙っていたし、決め切れれば良かった。個人的なシュートミス。コースが甘かった」と悔しさをにじませた。

 リーグ戦の連勝は6、公式戦の連勝も8でストップ。中2日で迎えた7連戦の5戦目とあって、後半は全体的に足が止まった。宇佐美は「疲労を言い訳にはしたくない」と語気を強めたものの、終盤には珍しいトラップミスが出るなど過密日程の影響は明らかだった。

 前節の松本戦では後半25分にベンチに退き、フル出場にこだわる背番号39も長谷川監督の“休養采配”に「ありがたい」と漏らすほど疲労は蓄積していた。気温26度の暑さも追い打ちをかけ「省エネというか効率的な攻撃が出せれば良かったけど…」と唇をかんだ。

 首位浮上どころか、順位も3位に落としたものの下を向いている時間はない。6日には勝てば1次リーグ突破が決まるACL城南(韓国)戦が待つ。進撃ストップから中3日で迎える再出発の一戦。「記録はいつか止まるものだと分かっていたし、意識はしていなかった」と新記録樹立を逃した影響を否定した。「切り替えたい。アグレッシブにやれば結果は出る」と宇佐美は前を向いた。

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